テクノストラクチャー工法

地震、台風、豪雪-予測できない災害が毎年多くの人々の生活を奪っています。地震等の災害の教訓から、構造体を強化した住宅が増えていますが、その多くは構造に使われる部材を強くした家です。部材が強いだけでその家が災害に耐えられる強い家であるかどうかの判断を客観的にすることはできません。たとえば、高い安全性を要求される自動車では、実物を使って実験を繰り返します。では、家の場合は、強さをどうやって確かめるのでしょう。実際に災害が起こってみないと、本当の家の強さはわからないのでしょうか。

テクノストラクチャーは、その疑問を追及し、振動実験と自動躯体設計システムの二つの観点から、独自の根拠に基づく「強い家」を目指しています。標準的なモデル住宅で実大振動実験を行うことにより、耐震性を検証。さらに、間取りや形が違えば、その耐震性も変わってしまうので、一棟一棟ごとの構造計算(災害シミュレーション)を行い、災害によるダメージを検証しています。テクノストラクチャーでは、平成7年に発売して以来、全棟で構造計算を実施し、強い家作りを実践しています。

強さのヒミツ①

住宅を支える梁を「鉄の強さ」で強化。

住宅の重みを支える梁には、高品質・高強度が求められます。しかし、このような良質で大きな木材は手に入りにくくなっているのが現状です。テクノストラクチャーではこの梁に、独自に開発した高強度な“テクノビーム”を採用。部件に合わせて工場生産するので、高品質な梁を安定的に供給します。

オリジナル複合梁「テクノビーム」

テクノビームとは?

軽量H型鋼を芯材に上下を木ではさんだテクノストラクチャー工法オリジナルの複合梁です。優れた強度を誇ります。

地震などの短期の荷重に差が出る強さ。

同じ力を加えた比較実験でも、テクノビームの強さが立証されました。

長期荷重にも「たわみ」がほとんど進行しない高耐久性能。

住宅の重みを支える梁には、時間の経過とともに若干のたわみが生じます。特に木製梁は、荷重がかかり続けるとたわみの変形が年々増していくクリープ変形という現象が起こります。

鉄のサビに対する不安にも「溶融亜鉛めっき」で対策。

テクノビームの芯材となる鉄骨には、防錆作用に優れた「溶融亜鉛めっき処理」が施されています。めっき被膜は住宅性能表示制度における劣化対策等級3(最高等級)の基準をクリアする付着量で、サビからしっかり守っています。


強さのヒミツ②

独自の接合金具で木造住宅の「弱点」を強化。

木と木をつなぐ一般的な方法である「ほぞ加工」。この方法は有効な手段である反面、地震など大きな力が加わった場合、接合部に損傷を受けやすいという弱点があります。そこでテクノストラクチャーでは、断面欠損を最小限に抑え、かつ接合強度を高めた「オリジナル接合金具」を開発し、住宅の強度を高めています。

柱と梁(土台)の接合部/ドリフトピン接合

柱と梁や土台など、引き抜き力がかかる接合部には、ほぞ金具にドリフトピンを直角に打ち込むドリフトピン接合を採用しています。

一般接合を大きくうわまわる、柱の引抜き強度。

テクノストラクチャーの柱の引き抜き強度は、一般的な木造接合金具を使用した場合と比べて約3倍です。ピンを打ち込むだけで安定した強度を発揮します。

部材の切り欠きを抑えて安定した高強度を実現。

テクノストラクチャーでは、素材の力を最大限に引き出すために、木材の切り欠きを最小限にしたオリジナルの接合金具を開発しました。施工者によって強度に偏りが出ることもなく、すべての部位で安定した高強度を実現すると同時に、施工のスピード化・品質の安定化も実現しました。


その他の接合部

オリジナル接合金具仕様ですべての部位に高強度を実現。

ドリフトピン接合以外の部分も、柱・梁・筋交い等の主要構造部の接合に、オリジナル接合金具を使用。テクノビーム同士の接骨部は、かね金具とボルト4本で締めつけるボルト接合を採用し、強度を高めています。


強さのヒミツ③

一棟ごとの構造計算で「安心」を強化。

いくら構造部材が強くても、従来のように構造体の組み方(構造設計)がカン頼みだと、耐震性の高い建物にはなりません。そこでテクノストラクチャーでは、一邸一定邸しっかり強度チェックしながら構造設計を行う、安心のシステムを採用しました。

テクノストラクチャーの構造設計


テクノストラクチャーでは独自に開発した「自動躯体設計システム」で緻密な構造計算・構造解析を行います。

一邸一邸に根拠のある強さを確保。

テクノストラクチャー工法の住まいはすべて、建てる前に構造強度を徹底チェック。万一の災害にも耐えられる構造設計を、すべての物件で追及しています。

住まいごとに異なる諸条件を加味した多角的な構造設計。

厳しい自然条件と、地域特有の設計条件に適応した構造設計をしています。



自動躯体設計システムによる強度チェック項目